「これまでのあらすじ。」(2002年10月分)

by じょばんに/みわやすたか(miwa@naucon.org)

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10月12日(土)

お会式

今日は池上本門寺のお会式。姫を連れて万灯行列を観にいくも、 鐘と太鼓の音にびっくりして大泣き。しょうがないので脇道に入って、 静かなところでしばらくあやしてたら、そのまま寝り。 むー。祭を楽しむにはまだちょっと早いか...。


10月13日(日)

「海辺のカフカ」

ようやく読了。

さくらにしても佐伯さんにしても、 こういう魅力のある年上の女性が出てくるのはいつものことだし、 ナカタさんや大島さんのように、 社会的に絶対的少数の立場に居るひとが出てくるのもいつものことなんだけど、 激しく流れる話の結末が穏やかで前向きに収まっているのは、 やはり主人公の15歳という年齢の為せるところなのだろうか。 確かにその点はちょっと違う気がしました。

という真面目な感想はさておき。 年上の女性の少女性に恋をしてしまうというのは、 年頃の健全な男子少年にはありがちなことなのかなー、 とか思ったり。そういうことに身の覚えがあるひとは、 読んでみるといいかも(ぉ。 まーこの話の場合は、 それがお母さんだったりお姉さんだったりするので、 話がややこしくなるわけですが(汗;。

あと気になったのは、大島さんやホシノさんが、 話を進める上では実に都合のいい登場人物と思えてしまうのだけど、 その都合の良さが逆に主人公の15歳ができることの限界と、 他者と対話していくことでその限界を認識していく過程を浮き立たせていて、 読み終わってみるとそれほど気にならないのは不思議でした。

山梨で起きた謎の事件とナカタさんが受けたものはいったいなんだったのかとか、 佐伯さんの空白の時間には何があったのかとか、 挙げればあげれば突っ込みたいところもいろいろあるけど、 それはそれで別の話として、この最後の穏やかさは結構気に入りましたです。

次は「800」(川島誠・角川書店)を読み中。

Typical MEGANEKKO

ういさんの「絵に描いたような眼鏡っこのオクサン」というのを見て、 田中さんの年齢から察するにこんな感じかなぁとなんとなくもやもやと想像しつつ 朝日新聞(10/10朝刊)で写真を確認してみたら、 あまりにそのまんまだったんで一人で変な人化(汗;。

しかし「典型的」というそのビジョンは、 いったい記憶のどこから出て来たのかという謎が... 多数のサンプリングの合成の結果なのかしら?

「ラピュタ」

やや、遅い反応ですが。

確かに好きっていう人が多いですねー。僕もそのひとりかも。 初めて劇場で観た宮崎作品だし、それなりに思い入れもありますね。 「未来少年コナン」に比べると、 確かにかなりスケールダウンしてることは否めないんですけど、 映画として観た場合の完成度はとても気にいってます。 タイトルが出るまでの最初の5分でもう勝負あったというか、 圧倒されて物語に引き込まれていく感じは、 数ある宮崎作品の中でもずば抜けていると思います。

というか、 「それほど評価しないワケ」をもうちょっと突っ込んで聞いてみたかったり。 どうでそ?

その他短信

今ごろになって「藍より青し」を観始めますた。vol.2まで(1話〜6話)。 vol.1で純愛路線まっしぐら...でもこれで24話でどうやって続くの? と思っていたらvol.2で謎が解けました(汗;。 川澄さんで幼馴染みというと 「To Heart」(アニメ版)が思い出されますが、 ほんわかしたあかりの芯の強さがすっかり気に入ってしまったクチなので、 この作品でもその芯の強さみたいな部分が観られることを期待...。

「灰羽連盟」も観始めました。安倍さんの原作(?)同人誌 (「灰羽連盟」「オールドホームの灰羽達」「オールドホームの灰羽達2巻」)は 読んでて、続きをひそやかに楽しみにしている作品だったのですが、 アニメ化とは...。1話を観た限りでは、 雰囲気自体はまったくもって今の流行りからずれてるので、そこはひと安心。 というか地味すぎて、どうなるのかしら状態。 羽が生えるところはもうちょっと静かに怖く描いて欲しかったけど、 あまりやるとさらに間口が狭くなってしまうので、あれが限界かな。 しかしこの後どういう話にするのか...期待半分不安半分。


10月21日(月)

健診

10月に入ってから大学の授業(教える方)のため奥さんが月曜日にでかけるので、 僕が土曜休暇/日曜出勤/月曜休暇という変則週休2日で、 月曜日は僕が主に子守をしてたり。 今日は健診なので、姫を連れて雨の中をお出かけ。 会場はなんとか行政センターとかいうところで、 車で来るなといいつつバス停から結構歩かなくてはいけない場所だったりして、 なんだかなぁと思いつつ、バスに揺られてとぼとぼと歩いて到着。

さすがに結構な雨が降ってる(しかもちょっと肌寒い)からか、 比較的空いてた。順番待ちをしつつ周りを見ると、予想はされていたが、 父親だけで来ているのは僕だけみたいだ (両親とも来てるというのは見かけたけど)。

健診自体は特に事もなく終了。 その後一応集団指導みたいな感じで保健婦さんからお話しがあったけど、 母親が来てることを前提として話をしているような気がして、 正直やや持て余し気味(^^;。 ちうかスライドが始まって部屋が暗くなったら、 おもむろに母乳をあげるひとがいたりして...ぉーぃ(汗;。

いっこうに止まない雨の中をまたとぼとぼ歩いてバスに乗って帰宅。 せめて晴れていたら散歩気分だったのになー。まーしょうがないね。

しかし。姫、注射されてもまったく泣かなかったのはどういうことだろう...。

「800」

読了。つまるところ800メートルという陸上競技をやってる高校生をめぐる 青春模様なのですが。 陸上に限らず、こういうひとりでやって相手と競争するようなスポーツをやるひとは、 やっぱすごいよと思ってしまう。僕は中学高校とラグビーをやってたわけですが、 ラグビーなんて1チーム15人もいるのですよ。 試合中にひとりぐらい多少さぼっててもわからないわけですよ(←それは嘘)。 それから比べるとなんつーかストイックというか孤独というか、 スポーツといっても全然違うんだなーと思った次第。 だから絵になるし爽快な小説になる。 ラグビーなんて「スクールウォーズ」がいいとこだもんな(爆)。

次は「ハッピー・バースディ」(新井素子・角川書店)。 素子さんはひさしぶり。うわー、のっけから素子文体でなんか懐かしさを覚えたり。


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