by じょばんに/みわやすたか(miwa@naucon.org)
→最新の日記へ「ほしのこえ」はアニメーションの形であってこその 「ほしのこえ」だと思うのだけど(ラジオドラマ版は買ってないし)、 小説の挿絵を描いてるのが「ふたつのスピカ」の柳沼さんということもあって、 ちょっと気になって読んでみたり。
お話自体は、アニメーションでは語られてなかった部分を補完する (ミカコとノボルのその後とか)ような形で書かれていて、 わりとすんなりと読めました。 観ているものの勝手な想像の範疇でしか読み取ることができなかった ミカコとノボルの距離感も、小説ではうまく掴めたような気がします。
まぁそれにしても 何度も何度も繰り返される「メールはありません」の携帯電話のイメージとか、 惑星アガルタに雨が降るあのイメージとか、 そういうのは小説ではとても表現出来ないのも事実。 書き手の方もアニメーションのノベライズってことで、 多少制約を受けた部分があるのかもしれないけれど、 お話の設定からして「ほしのこえ」アニメーションである必然があったんだなぁ と感じた次第。天門さんの音楽とか、篠原さんの声とかも、もちろん影響大だけど。
あとがきに新海さんのコメントがあって、 深夜に部屋でたったひとりになる時間に感じられる「声」ということが 書かれていたのだけど、「声」の形は違いこそすれ、 そーいう時代が誰の中にでもあるんでしょうね。 真っ暗な部屋の中で本を読んだり、音楽を聞いたり、 ゲームをしたり、パソコン通信(死語(^^;)でチャットしたり、 昼間とは違うもうひとつの世界がそこにはあったように思います。 ミカコやノボルがそうであったように、 今なら携帯電話のメイルも「もうひとつの世界」のひとつなんでしょうね。 毎晩そこに行っては次の朝には現実世界に戻って来てという 往復を繰り返しながら生活していた日々... いま思うととても贅沢な時間だったなーって思います。
ここのところの暑さで頭のクロック数が落ちてるので、いつも行き帰りの電車でやる 英語のお勉強はお休み。 積読になってた「カブール・ノート 戦争しかしらない子どもたち」 (山本芳幸・幻冬舎)を読み始めてみる。UNHCR(国連難民高等弁務官)の カブール事務所所長のひとが書いたアフガニスタンに関する手記をまとめたもの。 内容に関しては僕の知識ではとても書評めいたことを書けるものではないので、 実際に読んでもらうしかないのだけど、こういうのを読んでいると 「自分が毎日日本の都会のビルの片隅でモニタの前に座りながらプログラムを書く」 という行為は、いったい世の中とどういうつながりがあるんだろうと考えてしまう。 もちろんみんながみんな海外に出て、 きちんと事実を自分の目で確かめて、何が必要か、何をするべきかを 考えるということができるわけではない。 僕自身の考えとしても、 みんながそれぞれの立場、で仕事や趣味やその他いろいろなことを通して 地道に何が必要か、何をするべきかを考えることが大切で、 その積み重ねの結果として世の中が形作られるのだと思っている。 それでもなお、やはり今自分がしていること(例えば仕事)と 世の中とのつながりがリアルに感じにくいことは確かだよなぁと思ってしまう。
世界で起きているさまざまな紛争の解決と自分の仕事を考えた場合、 それはやはりかなりの隔たりがあって「風が吹けば桶屋が儲かる」 どころでは済まなかったりするのだけど、 例えばもっと単純に 労働の代価としてもらっている給料はどうしてこの額なのか、 スーパーで売ってる西瓜はなぜこの値段なのか、 それは高いのか安いのか、そういう非常に身近で単純な問題ですら きちんと説明できるのか自信がない。これは自分でもちょっとやばいと思う。 もうちょっと努力せねばならない。
夜。姫にミルクを飲ませながら、NHKスペシャル「原爆の絵」を見た。 そういえばヒロシマの日だったな。 あの日から57年経ったにも関わらず、 まるど昨日あったことをそのまま描いたような詳細な絵が 1,000枚以上送られてきたという事実に正直衝撃を受けた。 描いたそれぞれのひとにとっては、 57年間も``昨日の''ヒロシマの日を抱えて生きていたんだ。
で、さらにいつものようにワールドビジネスサテライトを見ると、 「イラク侵攻秒読み?」というタイトルでWashingtonからのレポートをやっていた。 混乱、混乱、混乱。 あの絵を描いたひとたちがもしこのニュースを見ていたらどう思っただろう。 もちろんそれぞれの事象を関連付けて扱うのは乱暴だけど、 きっと僕が混乱している以上の思いを持つんじゃないだろうか。
アフガニスタンのUNHCRで働くひとと、 ヒロシマの絵を描くひとと、 Washingtonでスーツを着てイラク侵攻を唱えるひとと、 この間にはものすごい隔たりがあるように思う。 世界は近付いているんだろうか。
それはよく言えば 「悪意」なんだけど、悪く言えば「無責任」な意見なように思います。 親がなくても子どもは育つけど、やっぱり親が居た方がいいし、 親を見て育つもんだと思います。もちろん反面教師かもしれないのだけども。 親子関係って途中でやめられないから。 それに監督はあまり考えてないんじゃないかと思われ。 僕は作劇のための手段だったぐらいに思ってます。 意図があってあの親を出したんだったら、それはちょっとうぐぅって感じ(←?)。
今ほど親と子の関係についてよそからとやかく言われる時代はないのかもしれない。 だけども、とやかく言う意見がどれも的を射ているとは思えません。 みんな考え方ちがうし。going my way.
9/14から公開らしい。あー、どうしてこの時期にっ。観たーい。
特に目新しいコメントってのはないんだけども、 普及版の音声がオリジナル版ってのは画期的かも。 もちろん声優版を使うとその分コストが上積みされちゃうからなのかもしれないけど、 「声優版は要らん」と言ってるに等しいような...うへ。
ともかく2,500円であのクオリティの25分のオリジナルアニメーションが 買えちゃうんだ。高校生にとっての2,500円ってのは決して安くないけども、 CDを買うぐらいの気持ちがあれば買えるんだよ...すごいね。
事の起こりは OpenSSL のこの SA。 OpenSSL を入れ換えたまではよかったのだけど、 OpenSSH を make しなおさずに reboot してしまったために sshd の起動に失敗してリモートからいっさいログインできない状態に(汗;。 cvs を使って管理してる日記も当然更新できず。
昨日退院されたオータムさんに対応してもらってようやく復旧。 その間もローカルで日記を書いてたので、7/31〜8/8分を一気に補完です。
昨年夏にお世話になった 「Book Gallery トムの庭」の月岡さんと砂場さんが仕事で東京にいらしたので、 うちに寄っていただいて姫といっしょに昼食会。(すなわちzrysm...)
休みと言ってもほとんど外に出ない生活なので、 こうして尋ねてきてくださるひとがいるのはとってもありがたかったり。 月岡さんは保育園の園長さんもやってらっしゃるのだが、 最近は結構髪を染めてる子が多いと聞いて...(^^;。 本格的に黒髪保護運動(?)をせんとあかんような。
しかしほんとにおうちでゆっくり食事をしたのなんて、 ものすごいひさしぶりだった。 たいていの場合は姫がおとなしくしているすきを見て、 かきこむようにごはんを食べてたり(^^;... そうじゃない場合は抱いて片手で食べてるかどっちか。 そのうち多治見のお店にも行きたいな、と。
「ナウシカ」の中で一番心に残る言葉は 「生きることは変わることだ」というのは前から変わらないんですが、 最近は「生命はそれ自身の力で生きている」(ちょっと違うかもしれない... 本が手元にないので)というのも同じぐらい「そうだよなー」と 実感するようになりました。姫を見てるとほんとそう思います。
親はおっぱいあげたりミルクあげたりおむつ替えたりお風呂入れたりしてるけど、 生きるということに関しては彼女自身がやってることで、 基本的にこっちは何もしてないもんね。 ナウシカのその言葉がまさにそれを言い当ててる。 この気持ちを忘れずにいこうと思う。
(笑)。 どうやらジブリにしてはわかりやすい素朴な萌えアニメということのようだ(爆)。 まー前作「千と千尋」がマニアック過ぎたからなー。
...やはり本を作るべきか。夏コミではその辺どういう状況だったのかしらん。
奥さんが熱を出してダウンしたので、早めに退社して姫のお守り。 両手がふさがってるので、CATVをぱらぱらと眺めていたら 音楽系のchでつじあやのの「風になる」の Music Clip が流れていたので 聞いてみたり。
...さわやかだ。近年にないさわやかさ。 ここ2,3日の気候のようなさわやかさと言ってもいいかも。 説教も暑苦しいのもこりごり。 こういう歌が似合う映画をもっと作って欲しいです。
事の始まりは15:00過ぎ。 トイレから出ようと思った頃から急に身体がおかしくなり、 突然震えが止まらなくなる。こりゃやばいなと思って、 社内の健康開発センターに電話するも、 受話器を取り落としそうになるぐらいの震え。 職場のひとの助けてもらってタクシーで近くの某逓信病院へ。
ひとまずベッド(というかストレッチャーだよな...B寝台上段の幅もないぐらい) に寝かせられて熱を計ると39.5°C。でも熱以外の症状はほとんどないし、 意識もあるということでとりあえずそのまま放置プレイ(汗;。 隣では結石で「イタイイタイ」とうめいているひとがいたり、 「先生いないんですよー」 「この検査オーダしたの?まだなの?」とかいう声が聞こえてきて、 なんだか野戦病院っぽい雰囲気に、 「患者取り違えとかされるんぢゃ...(汗;;;」 という恐怖と寒気と戦いつつ1時間ほど経過。
ようやく血を抜かれて尿を取って坐薬を入れてもらって、しばらく寝り。 さらに1時間ほど経過。
うつらうつらしているとお医者さんが来て、検査結果の説明を寝ながら聞く。 特に異常はないんで薬をもらってお帰りください、とな。 まーいつまでも寝ててもしょうがないので、そのままおうちの直帰。 以下12時間ほど爆睡...。
夏風邪だったのか、単なる寝不足だったのかわかりませんが... 大事に至らなくてよかったです。ハイ。
気がついたら終わってた、という感じ。 このまま涼しいままなのかなぁ。晩夏独特の雰囲気は嫌いではないのですけど。
遅ればせですが、 ご心配おかけしましたです。 確かに急に気候が変わったというのもあったのかもしれません。 自分でもあれはなんだったんだろうという気分...。
すなわちまだ未読なり(ぱらぱら読みだけ)。
後ろの2冊はちょっと前から出てたのは知ってたのだけど、 あおい書店で実物を見て衝動買い。 「もののけ姫」以降、宮崎さん関係の本は買わなかったり、 買ってもロクに読んでもいないけど、 「泥まみれの虎」を見て、宮崎さんもこんないい作品作ってたんだー、 と懐かしくなってしまって、つい。やっぱり飢えてたのかも。
こういうの見ちゃうと、 最近の萌え作品(漫画アニメ小説問わず)の薄っぺらさが際だってしまうのは まぁしょうがないところ。 収録作品「ハンスの帰還」に出てくるようなドイツ少女を描けるのは、 宮崎駿を置いて他に居ないもんな...うーむ。
うぃさんの日記絵を集めたCD-R。 インデックスページが壮観という前評判を聞いていたのですが、 確かにこりゃすごいわ(笑)。 こうして並べてみると、 みじゅぎ絵(しかもビキニとか)が多いのはちょっと意外な感じ... うぃさんってもっとストイックなイラストを描くひとだと思ってました(爆)。 しかも肩出し絵も多いからそれも含めると全般的に露出多めですな(^^;。
難しいけど無理矢理1枚選んでみるとすると、 紫陽花をバックに頭にかたつむりの髪飾り(?)をつけて目を閉じてる女の子、 かなぁ。目を閉じてるのが結構お気に入りなのかも。
ともかく送っていただいて、どうもありがとうでした。