「風使い通信・屋久島紀行」製作日記(98年4-6月分)。
4月10日
- 4月も早10日が過ぎ、東京では早くも桜の花びらが散り始めました。みなさま如何がお過ごしでしょうか。
- 新生活が始まる前までは、少しの期待と少しの不安と少しの喜びと少しの愁いと、そんなものがちょっとずつ混じったような春の気分が満ちていたのですが、いざ始まってしまうとあっという間に日常が押し寄せてきて、毎日が次々と過ぎ去っていくようなそんな感じがしています。
- とりあえず学生から社会人になって、生活が変わったこと変わらないこといろいろあるのですが。生活の変化による大変さというよりも、この押し流される感覚に少し戸惑っているのかもしれません。
- この押し寄せる日常をかいくぐってさらに自分を高みへもっていくための努力を惜しまないようにしたい。とりあえずそんなことを肝に銘じて生きたいと思います。
4月19日
- で。とりあえず今年もやっぱりというかなんというか第3回世界ナウシカ会議 naucon '98をやりたいなーと思いつつ、いろいろごにょごにょと準備をし始めています。
- 今回は株式会社ピーデーの川俣さんにサーバ1台を用意していただくことができたので、暇をみてはMailing ListやWeb Serverの立ち上げをやっていたりしたのですが...どうせなら「ドメイン取るべ」ということで naucon.org のドメイン取得申請をしました。確認mailは到着してるので、あとはお金払ってName Serverを立ち上げるだけ状態です。そんなわけで naucon.org が立ち上がり次第この件に関しては告知予定です(連休前までにはなんとか)。
- というような状況もありつつ。「ひさしぶりにコミティア行こうかな」とか思って昨日ティアズマガジンを買って来て読んでたのですが...やっぱりつくづく創作同人屋さんのパワーにはかなわんなーと思ったりします。いや正直言ってうらやましい。絵が描ける描けない以前に、創作するということが結構苦手かなーとか思っている(決して嫌いではないのだけど)ので、ただ指を加えて一般参加するだけしかないのねーとか思うとねぇ...やっぱりちょっとくやしい(^^;。
- 自分が宮崎駿作品が好きナウシカが好きで結局何やってきたかというと、まぁ月並みに同人誌作ってみたり、オフラインミーティングしたり(柳川とか屋久島とか知床とか結構なところではやってると思うのだけど)、結局それ以上のことは出来てない。もうちょっと意外性を楽しもうかなと思うと、なんらかの自分の創作物というものがものごとを引っ張っていく力として必要だなぁと痛感します。外向きにも内向きにも。それは別に直接的に宮崎駿とかナウシカに関係あってもなくてもよくて。もちろん関係あった方が楽しめますけど。そういうことを地道にやるような何か行動をしなければと思ったりします。
- はっ。つまり「『風使い通信』も逃げないでなんとかしろよ」ということなのだろうか...うーむ(^^;。なんとかしてください。>麦茶(たまには代表にふってみる)
- でもねー。今年は個人的にそんなことで思い悩んでる場合かという状況はあるのでなんとも突っ込みの嵐がありそうなのですが。それはそれ、これはこれでいける...といいなー。いいかな。いいかも。
- 今年のポスター(暫定)。
4月22日
- 立ち上がりました。でもまだお金払ってない...はて。請求書はいつくるのだろうか。
- NHKの番組「トップランナー」の収録本を読む。宮崎さんがゲストで出た回はビデオに録ってあるので、いまさら収録本を買うまでもないかなーと悩んだのですが...48p〜52pの司会の益子さんのファイナルノート(宮崎さんをゲストに迎えての寄稿文)を読んで....即決(中身は本屋さんでどうぞ〜(^^;)。もちろん「トップランナー」の番組自体も気に入ってるし、他のゲストの方のも読みたかったというのもあります。結構おすすめ。でも、こういうのを朝晩の通勤電車の中で読んでたりすると、「おお俺っていったい今までなにやってきたんだー」という気分がむくむくとしてきて、元気が出たりしぼんだり(^^;;;して。
- naucon98関係も一段落したので、かやちゃんのらくがきをはじめましたが...スキャナを実家に置きっぱなしで、描いた下書きをどうやって取り込むかと悩んだのですが...QV-10とか使えたりするかな(笑)。あれも一応入力デバイスには間違いないんだけどねぇ...ちょっと試してみます。
4月27日
- 夏のにおい二景。
- 草のにおい…ここしばらくの梅雨のような蒸し暑さで若葉がいっせいに伸び始めたみたいです。寮の裏が広大な草っ原という閑静な住宅街(素直に田舎と言え)のおかげで、毎朝出かけにこの草のにおいの中を歩いています。雨の降り始めたアスファルトのにおいにも似た独特の濃密さがあるように思います。
- クーラのにおい…先日の土曜日、久しぶりに神保町へ足を伸ばしていつものように書泉グランデの中をぐるぐるしてると、独特の本屋さんのにおいとクーラのにおいで、暑かった夏の日に神保町をうろうろした若き日(いつの話や)をちょっと思い出しました。クーラのにおいで懐かしい気分になるというのはとってもへんな話ですが、それも立派な想い出なのです。
- 昨日はひさしぶりに学校に赴くために東急線に乗ったのだけど...あまりの学生(中高生も含む)にちょっと気遅れしたりして(^^;。やっぱり総武快速線ってお勤め人専用列車なのねと改めて思ってしまった...ちょっと悲しい(^^;;;。あ、ちなみに総武線各駅停車(黄色い電車)は結構乗ってるんだけどね(ってチェック入れるなよ>わし)。
- で、QV-10で取り込んで見たかやちゃんらくがき(下書き)。ちょっと年齢低めのさらに暗め(^^;になったのはなぜだろう...う〜むこんなはずぢゃなかったのに。
5月7日
- 連休明け〜。最近読んだ本の中から「西の善き魔女 3 薔薇の名前」(荻原規子著・中央公論社刊)。今回はフィリエル、ユーシス、ルーン辺りの恋愛模様に終始した感があってちょっと食い足りない気もしたのですが、それでもいわゆる少女小説っぽくないのは、主人公の女の子のフィリエルが妙に合理的なものの考えの持ち主であることに起因するのかなと思います。決して頭が切れるわけでもなく、むしろ優柔不断ととれる向きもあるのですが、様々な状況に悩みつつその場その場で自分は何をするべきなのかを考えていくところなど、しっかり者という印象と同時に非常に素直でいじらしくも見えるのです(これはアデイルにも共通するところ)。若さの良い面がストレートに表現されている。このあたりは荻原作品の女性陣キャラクターに共通した魅力ですね。まぁそれに比べてルーンやユーシスなどの男性陣は頑固なやつが多いのですが...それもそれで素直でいじらしいということも言えなくはないですね(^^;。5巻で完結とのことなので、続刊にも大いに期待です。
- 予告通りひさしぶりにコミティアに行きました。よく考えるとコミティアは1年ぶりだったのですが、堀り出し物を探そうとぐるぐるまわった挙げ句に、いつものお気に入りサークルの冬コミで買えなかった分を買っただけで終ってしまったわたしは、やっぱり選球眼が落ちているのでしょうか...うーむ。
- まぁそんななかでもひとつ。コミティアでのお気に入りサークルの年寄工房舎のともみさんとこ。鉄道系(?)創作漫画なんだけど結構いい味出てます。基本的には青春漫画系なんですが、その根底には脈々と鉄の血が流れていたりして(^^;...こういうジャンルは絶対に商業誌には載らない(^^;ので、そういうのを見つけたりするとうれしくなりますね。そういう意味では「横浜買い出し紀行」とかが商業誌に連載されていたりするのは結構驚きかも...SFっぽい設定が絡んでくるともうちょっと読者層が広がるのかしら。
- さて話題はがらりと変わりまして。最近Team Ghiblink (www.nausicaa.net)の主催しているmailing listにjoinしたのですが、海の向こうでは相変わらず「もののけ姫」に関する話題が盛んなようです。(MLではMHと略されているみたい... 最初Message Handlerのことかと思って理解するのにちょっと戸惑い...(^^;)。
で、そこで「なぜアシタカは村に帰らないのか」というようなスレッドがしばらく続いていたわけです。「残されたエミシの村やカヤはどうなっちゃうの」かと。
- すると。「『なぜアシタカは村に帰らないのか』というような人たちは、サンじゃなくてカヤにヒロイン像を見出してるからそう思ってしまうんじゃないの?カヤはいわゆる典型的な宮崎ヒロインだけど、サンはもっと現実的な女の子で自分の意見もはっきり言うし、アシタカに対して決して迎合しないわよね。だからおたくのひとたちはサンよりカヤに入れ込んで、アシタカが村に帰ってカヤと結ばれることがハッピーエンドなのだと思ってるのよね。でもそうじゃなくて、アシタカが自分自身でサンを選んでタタラ場に残るところにラストの意味があるのにねぇ。」(一部意訳誇張あり(^^;;;)とかいう意見が出たのですね。(ほんとは原文読んでもらうのがいいんですが、まだ元メールがアーカイブに入ってないようなので...入ったらリンクします)
- まぁ正直言ってその通りで、ここまではっきり言われるとかやちゃんふぁんくらぶとか作ってるひと(^^;にとっては二の句をつげないのですが...ちょっと待てよ。
- 僕もラストに関しては、アシタカはエミシの村に帰った方がよかったのでは...と思ったこともありましたが、そもそも祟りを受けて村を出た者が再び村に帰ったところで、できることなんてなにもないんです。それどころか帰って来られては困る。それがどんなに優秀で必要な人物であろうとも、昔の掟というのはそんなになまやさしいものではないはずです。そのことは当然アシタカ自身も十分理解していただろうし、最後にサンという伴侶(?)とタタラ場という新しい生活の場を得たことは、何よりもハッピーエンドに足るものだと思うのです。この点に関しては全くの同意見なんですね。しかし問題はそこではないのです。
- もしそうであるとするならば、なぜ観客を誤解させるような少女カヤという人物を宮崎監督はわざわざ冒頭に登場させたのか、という疑問が残るのです。これを宮崎監督の趣味の問題とか、最初からストーリー全体の構想がなかったから仕方なかったというふうに結論付けることもできます。ただ、そういう要素を考えた上でもなお冒頭に教われるのは少女たちで、生き分かれるのは妹カヤである必然性はあったのでしょうか。例えば、祟り神に教われるのが少女ではなく、少年だったとしたらどうなんでしょう。見送るのは妹ではなく弟だったら、なにかこの「もののけ姫」という作品に大きな影響を与えたでしょうか。
- 物語上はほったらかしにされたカヤの立場を考えるにつれ、いったいなんだったのかなーという奥歯にものの挟まったような納得のいかなさが残ってなりません。
- まぁもし弟だったとしたら、アシタカと対でお嬢様方の格好のネタになっていたということはあるかもしれません(爆)(^^;;;。
5月25日
- 最近読んだ本。「アンダーグラウンド」(村上春樹著・講談社)。地下鉄サリン事件の被害者の証言集。実は前々から読もうと思っていたのですが、あのハードカバーのぶっとい本を持ち歩くのはちょっとつらいので、文庫になるまで待ってようと思っていたのです。でも結局朝夕(もとい...朝はほとんど寝てます...(^^;)の通勤電車のおともとして待ち切れずに買ってしまいました。でもあの本を通勤電車の中で読むというのは...なんとも奇妙な気分でした。
- もはや本の内容には触れませんが、事件の真実を知ることが如何に困難なことか(それは事件の規模が大きくなれば大きくなるほど)改めて思いました。この事件と前後して阪神淡路大震災も起きているわけですが、いずれの出来事にしても、いったいどれぐらいの人があの大きな事件(災害)で何が起きたのかを正確に把握しているのだろうか、と考えるとちょっと恐いな、という思いにかられます。あれだけ被害に遭った方がいるにも関わらず。
- 阪神淡路大震災のときは、地震発生から2ヵ月ぐらい後に、知りあいのお葬式の関係で1度だけ現地(新開地の辺り)を訪れました。そのとき生まれて始めて見た「やけのはら」と言葉で表現されるものは、どんなテレビの映像や新聞の記事よりも深い強烈な事実として今でも心の中に残っています。ボランティアに参加したわけでもなく、寝泊まりしたわけでもなく、まったく、ただ訪れただけなのですが。
- あと街の様子も...。その後こっちへ帰ってきて、横浜とか東京の街を歩いていると...なんとなくわかる。ここで地震が起きたらいま見ている建物が、店がどのように崩れるかが。考えなくてもばっと瞬間に見えてしまう感じですね。だからなんで自分が平気で歩いているのかちょっとおかしかった。電車に乗ってても、これいま地震が起きたらカーブを曲がりきれずにあの目の前の民家に電車ごと突っ込んでいくんだな、とか。帰ってきてしばらくは正直恐かった。でもそれだと全然外に出歩けなくなる(^^;ので、そのうちそういう想像も消えてしまいましたが。
5月28日
- 25日の続き(実は書きかけであった(^^;)。被災現地を見た地震の記憶ですらそういう状態(忘却の彼方)なので、言わんや実際に現場を見ていないサリン事件をや。この「アンダーグラウンド」を読まなかったら、僕の中でまったくその他の多くの事件と同じように「ああ、そんな事件もあったな。」という「まるでその事件のことを知っているかのような闇」の中へ消えていたでしょう。それは著者があとがきの中で触れていた「自分たちの中の暗黒」であり、僕等が常識と標榜しているものの正体かもしれません。宮崎駿があるインタビューで「まっさらな目と手と心で、この世界をみてみたい」と言ってましたが、光と闇、何が見えるのでしょう?
- 最近の通勤音楽。村上ユカ「散歩前」(THINK SYNC INTEGRAL)。遊佐未森MLで「『瞳水晶』のころの遊佐未森を彷彿とさせる」と話題になっていたので買ってみたもの(だいぶ前ですが)。新装開店のgooで何気に検索していたら本人が日記書いていた(笑)。巷ではインディーズブーム(ほんと?(^^;)らしいですが、こういうひとが少しでも作品を配布できる環境が続いて生き残ってくれると嬉しいですね。「野ばら」最高。ライブしてくれ〜。札幌でも行くぞ〜(^^;。
- ちょっとだけ駿な話題。とねっちさんという方が「ものリング」というジブリ作品関連のリンク集を作っておられます(うちも登録していただきました)。連絡が来たのでぱらぱらと見たのですが...こんなにいっぱいあるのね。インターネット飽食の時代...なのか(というのは言いすぎ?)。
5月31日
- naucon98の開催日程及び場所(予定)が決まりそうです。7月18,19日で小田原箱根方面です。参加登録も始めます。よろしく。>関係方面各位(...って誰だ?(^^;)
6月2日
- 最近の漫画。「癒しの葉」(紫堂恭子・角川書店)。「エンジェリックゲーム」の頃は一時どうなることかと思いましたが、角川書店に移籍(?)して「オルスリートの銀の小枝」から得意の中世風ファンタジー世界で固定客をだいぶ取り戻してきたみたいで、この「癒しの葉」もますます快調。このひとの絵柄ってファンタジー少女漫画の王道のような感じ(男子は美青年...かっこいい騎士装束、女の子はリボンでフリルふりふりで背景に薔薇がとぶような)なのですが、意外と素直に読めたり。なーんか「ちょっとシリアス、でも基本的にはほのぼの系」みたいなが好きなのかも。
- あとは...最近はまった陽気婢とか(^^;。「フレックスキッド」とかもなかなかようござんした。ほのぼの〜。
- というわけで、80年代的青春学園漫画って需要あると思うけどな〜(この辺にひとりいたり...(^^;;;)。
- ぐはっ。二木さんが新しい絵本出してた...あーん、チェックし忘れ(^^;。まだ在庫あるかしら。
6月18日
- とりあえず夏は通っちゃったみたいです。ごへー(^^;。まぢめに困っています。お盆休み取って田舎に帰ろうかとかも考えてたのですが...お盆休みを取ったら絶対編集とか締切とか印刷とかそういう単語が飛び交う事態に陥るので素直に会社に行こうかしら...会社でやったりして(爆)。
- 最近の通勤風景。先週の土曜日、東京駅で横須賀・総武快速線地下ホームから地上のコンコースに行く途中の階段あたりで、たまたま振袖を来たおねいさんが酔っ払いふうの男にからまれそうになっているのを見かけた。電車の中で爆睡状態だった僕は、寝ぼけ頭で意識もーろー状態だったのだが、何をどう考えたのかとっさに「やばい」と思っておねいさんとその男の間に割って入ってしまったのだ。
- しかし。割って入ったものの次の行動をまったく考えていなかった(おい...)。しょうがないので、僕はただ男に背を向けて通せんぼするような姿勢を取った。都合のいいことに男は僕をそのおねいさんの友人か何かと勘違いしたらしく、おねいさんをほったらかしにしてくれた。
- やでやでと思って男を見ると、その男はいきなり腕をまくると「こういうもんや」と言ってイレズミを見せ「別に何をしようと思ったわけでもないんや」いいわけをし始めたのだ。げ。そう、この男は酔っ払いじゃなくてその筋のひとだったのだ(笑...って笑いごとぢゃないんですが)。ここで自分のとった行動の重大さに気づいたのだが、意識がもーろーとしていた僕はそれ以上の考えが回らず(おいおい)、そのまま背を向けて無視を決め込むことにした。男はひとしきり僕に絡んだが、なんの反応も見せない(こっちは単に眠かったのだが)ので、何処かに行ってしまった。
- 「あれ、おねいさんはー?」と八重洲口の方にふらふら歩いていると、実は逆方向にいたらしく後ろから追っかけてきてくれて「どうもありがとうございました」と会釈をしていった。とりあえず事態は解決したらしい、ということだけはわかった(あのね...)。
- 教訓。頭が働いてないときの方が、とっさにいいことができる場合もある(それは単に後先考えてないだけとちゃうの?)。
6月29日
- 思い立って懸案の(^^;「風使い通信・屋久島紀行」の編集を始めました。とりあえず基本(見出しと本文)レイアウトまではでけました。地図とイラストを入れればだいたいカタチになる感じです。16頁+表紙かな。
- 内容は、ほぼ「屋久島を体験するとは」と同じです。紀行文を載せる案もあったのですが、いかんせん頁数が爆発するのとキーとなる写真が白黒でしか載せられないのであきらめることにしました(PowerBookのVGAですべての作業をせねばならないという制約も...)。文章と地図、あとふくはらさんに送ってもらったイラストで構成するというシンプルなものにして、できるだけ丁寧に作れたらと思っています(ちゅーてもいつものDTP出版には変わりないのですが)。情報がいささか古いのが難点ですが、それほど大きくは変わっていないと思うので、雰囲気を掴んでもらえばいいかなと思っています。あと写真が見たければWebで読んでくださいとか。
- あー、なんかやっと本になるかと思うと素直に嬉しいかも(^^)。(いままでなにをしとったんじゃという突っ込みはおいといて...)
- ディズニーの新作アニメーションMulan絡みで「風よ、万里を駆けよ」(田中芳樹著・徳間書店)を読みました。田中芳樹作品は全然読んだことなかったのですが、いやー意外と読みやすくて面白かったです。やはり食わず嫌いはいかんですね。花木蘭の話はバリエーションが山ほどあるそうなので、Mulan自体と「風よ・・・」とは同じ話にはならないでしょうけど、ディズニーなひとたちがこの話をどう料理するのかというのはちょっと興味あったりします。中国的騒乱の機微というのがあのひとたちに理解できる(理解される)のかはいささか心配ではありますが...。
- 最近のBGM。夜中に偶然TVKで「マクロス」をやっているのを見て、突然リン・ミンメイの歌が聞きたくなりソングコレクションなるものを購入。「愛・おぼえていますか」はともかく「0-G LOVE」とかちと懐かしすぎで...まいってます(笑)。
- なのですが、まだ「エミシの国のカヤ姫」(これ気に入りました(^^;)のLDは買ってなかったりします。ささやかなる抵抗...かも。
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