前々から買おう買おうと思いつつ機会がなかった、 ごとPさん のCG集「もえぎいろ(CD-ROM)」をついに買った。 これが予想どおりの凄さで、ディスプレイに表示するなり、 うなりまくり状態。 こういう圧倒的な技術力を見せ付けられると、私みたいな ヘボCG描きはもう肩を落して布団にくるまって裸足で ダンスするしかない、みたいな。 ごとPさんの絵って、一見すると漫画キャラで単純な絵なんだけど、 実は結構写実的だったりするんだよね。手の陰影の付け方なんかを 見るとそんなふうに感じる。
背景のタッチが独特なんですけど、これってどうやって描いてる んですかね。 Photoshop のガラスフィルターみたいにも 見えるんですが、Painter の水彩の淡彩(水玉)で描いたようにも見える。 遠目に見るとこれがリアルなんだな。
表題のが最近お気に入りのCF。 このたった一言の、ドライでアンニュイな感覚が良い。 他に最近あんまし良いCFないな〜。
夜、家に帰る途中の道、 エノコログサが線路沿いにわーっと生えているんですが、 これが街灯の水銀灯に映えて綺麗なんです。 (朝も同じ道を歩いているのに、朝の光だと別に 綺麗でもなんでもないんだよね。) 多分水銀灯の青白い光の加減だと思うんですが、 ツンツン尖った葉っぱの緑が怪しい色に輝いている。 それが夜の不気味さではなくて、爽やかな印象なんです。 周りに無駄な電灯がないせいもあるんですけど。
写真に撮っても多分あの色は出せないので 今のところカメラは持ち出してませんが、 そろそろ秋、あの色ともお別れかなと思うと、 ほおっておくのもったいなく感じたりして。 人工灯の放つ光って、どちらかというと疎まれる 色だけに、対象によっては綺麗なこともあるんだなぁと 思いちょっと意外でした。
「On Your Mark を見せてけれ〜」とてるてる先生が家に襲撃して きたので、なかば無理ヤリ「耳をすませば」の方も見せてしまいました。 想像してたより良かったでそ? > てるてる先生。
今のところ「耳をすませば(以下耳)」は ghibli の映画の中で一番 好きな作品です。 ghibli ファン(っていうか宮崎ファン)を公言する私ですが、 擦れてきたせいか、最近は「絶対映画館で見る!」というような気迫も 薄れてしまって、「耳」も映画館に行ってまで見るつもりは本当は 無かったんですが、 去年の夏、地元の映画館に足を運んでしまったのは単に成行きというか 気まぐれからでした (On Your Mark が見たかったからか(笑))。 「紅の豚」「ぽんぽこ」はイマイチの出来だと思っていたので、 ghibli が「耳」を作ってることは薄々知ってはいましたが、正直言って、 今度もまぁ大したことはないだろうと思って 全然注目してなかったんですね。 あ、念のため「耳」は近藤監督作品なのでお間違いなく。
そんなわけなので、内容についての前知識も皆無で、 ほとんど期待していなかったんですが、 オープニング早々、東京の夜景のフカン図がバーッと開けるシーンが スクリーンに映ると思いがけず鳥肌たってしまいました(笑)。 新興住宅街をバックにカントリーロードが流れる…なんという アンバランスな選曲。
あとはまぁ、淡々といまどきの中学生の恋愛模様とか、 将来の夢の話とか、言ってしまえば説教臭い世ばなしが続くわけですが、 主人公雫や聖司の行動のひとつひとつや、街の風景とかが いちいち「あるあるそーいうの(笑)」っていう感じで、 共感できました(感動っていうとちょっと大げさなんで 共感って言ってるんですけど)。 飽き症な私が、映画館に入ってから一度も時計を気にすることなく 見入ってしまった、おそらく初めての映画。
目標に向かっている時の熱い想いとか、それ故の大きな落胆とか、 何かを真剣にやってた(やっている)人ならきっと身につまされるんじゃ ないかな〜。
(いまとなっては)クライマックスの赤面モノの臭さも含めて、すべて 愛せてしまう。爽やかな気分で映画館を出られる、自分にとっては 本当にいい映画でした。 西東京(町田市で育ちました)を原風景にもつ自分だったから、 ここまで感情移入出来たのかなぁという気もしてますけど。 世の中そんなに甘くないだとか、アニメでやる意味がないとか いろいろ批判する人は多いし、実際、映画ファンによる評価ランキングでも ジブリの作品としてはあまり高くないんですが、 「アニメでやることに意味が無い」って言うのって、 単なるケチか負け惜しみだと思うんだよね。 じゃぁ同じクオリティの映像を実写で表現出来るのかといったら、 絶対に出来ないと私は断言できるけどな。 あーいった生活感をアニメで見せたことって、 それだけで結構な価値があると思うんだけど。
あと雫役の本名陽子さんはいいですね〜。 歳相応なすごく良い声してる(もちろん本人も可愛い(笑))。 以前、椎名誠の映画で見た時(カワニシカオリって子役やってた)は、 なんか自閉症気味で殆んど喋らなかったんで暗そうに感じたんだけど、 それとは一転して、「耳」では明るい(そして賢い)中学生でいいっす。 お母さん役のシゲさんも相変わらずいい味出してるし。立花隆は…(笑)
(※)はっきりいってあのポスター(雫とネコの男爵が空飛んでるやつ)は、 映画のイメージを安っぽくしていたような気がしてます。 宮崎駿が噛んでいるからといって、無理に「飛ぶ」ところを 強調することはないと思う。
家庭の事情で車が必要になったので購入、といっても自分だけ お金出したんじゃないんですが。 最初は中古車を狙っていたんですが、 いろいろ考えると割高になるので、思いきって新車を注文。 赤い REVUE です(納車時期未定)。 免許とってン年、もう運転できない体になってしまったので 事故りそうでちょっと恐いんですけど…(^_^;)
MAZDA 車のボディって、丸っこくて(3 次曲面多用してて)好きです。 特に PRESSO(AZ-3) が気に入ってて、自分の趣味で選ぶんだったら、 以前は PRESSO 買いたいとか思ってたんですね。スポーツカー 乗るガラじゃないから多分買うことはないけど。 REVUE は実用車だけど、PRESSO の妹か CAROL のママ(笑)って デザインで結構満足してます。
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