というわけで、新たに以下の本を読んでみました。
日本国憲法制定の過程—連合国総司令部側の記録による(全2巻)(高柳賢三、大友一郎、田中英夫編著・有斐閣)
「連合国総司令部の記録による」とタイトルに入っているように、1巻ではマッカーサーノートやGHQ草案をはじめとするGHQの資料が原文と対訳ではいっており、2巻ではその解説という形で構成されています。正直通勤途中に読むような本ではありません(^^;。高柳賢三氏は1956年〜1965年まで内閣に作られた憲法調査会の会長をしたひとで、この本はジュリストに連載されていたものを加筆修正する形で本にまとめられたもののようです。おそらく後年に書かれた憲法の制定に関する本で参照していない本はないと思われるぐらいバイブル的な本と言えると思います。なので、学術書として手元に置いておきつつ、他の文献で資料が参照されていたときに正しく自分で原文にあたるための手段として活用するのが正しい使い方と思います。
とりあえずは迷ったときにはここに戻れということがわかったので、さらなる旅路に出ようと思います。