ちょっとだけ考えが変わってきたので、書いてみる。ネタバレなので以下へ。
初見では僕の中で評価の低かった第1話だけど、何度か見直しているうちに、要するに第3話がまずあって、その回想として第1話が設定されているのだと気づいて、ようやく納得する。貴樹は桜咲く季節の踏切での偶然のすれ違いで(これホント?)、明里は結婚を控え実家で持ち物を整理する中で発見した渡せなかった手紙を見て、それぞれが同じ13歳のあの日の思い出の中で邂逅するという設定だったのですね。
そういう視点で見ると、モノローグが妙におとなっぽいのも、貴樹の情けなさがことさら強調されているのも、確かに理解できる気がします。また第1話では明里の気持ちがろくすっぽ語られず、貴樹との一夜を過ごした楽しい想い出のはずなのに、なんとも言えない表情で渡せなかった手紙とともに去り行く列車を見送るというシーンで終りを迎えるのも、第3話の状況からすれば当然の終わり方と思いました。
というか、そんなの1回観ただけじゃわからんす(w(そういや「雲のむこう」でも冒頭で過去を振り返るような構成になってますね)
そうすると今度は、お気に入りの第2話の位置づけってわからなくなってくるんだよなぁ。花苗は貴樹の過去を知らないふうなので、第1,3話とまったくクロスオーバーしてないことになるのですよね。なんでわざわざああいう話を挿入する必要があったのか謎です。
まだ第2,3話は見直していないので、また何か発見があることに期待しつつ。