お正月は京都に家族で帰省していました。子連れで乗る新幹線ももう何度目かで、かなり慣れてきました。最初の頃は2時間を無事に過ごせるかドキドキしていたものですけど、この時期の新幹線は帰省客が大半を占めるので家族連れが多く、車中はにぎやかになるので何かと助かります。
今年の車中で目立ってたのはNintendo DS。車内販売のワゴンを訪ねて12〜14号車を歩いたときにざっとカウントしてみたのですが、少なくとも15,6台はありましたねー。GBAも5,6台という感じ。PSP(PlayStation Portable)はたったの2台... タイトルの出方を見れば当然ちう気がしますけど、事実を目の当たりにするとやっぱりヘコみます...。
京都では恒例行事以外にびわ湖バレイスキー場にソリをしに出かけてみたりしました。が、吹雪&あまりの寒さに上の子が帰ると泣き出したので結局1時間ぐらいで山を下りてしまいました。今シーズンにもう1度ぐらい行けるといいのですけど。
上の漫画は新風館のVilledge Vanguardに行ったときに表紙買いしたもの。何も知らずに買って「なんか同人誌みたいやな」と思って読んでたらやっぱり同人誌の採録本でした。いやーよかった。何がよかったって即売会で同人誌(しかも創作系)を探し歩くのは当分無理と思っていたので、思いがけず読めたのはほんとにうれしかったです。いやもちろん中身も。
2004年に「この秋見たい映画」として挙げていたのですが、先日DVDを借りてきてようやく見られました。日本の都市部において子どもの置かれている立場とか状況がうまく描かれていたと思います。少なくとも「リリイシュシュのすべて」なんかよりは全然。
血縁を中心とした人間関係の崩壊が特別なことではなくなりつつあるとすると、当然まったくの他人とそれに代替する人間関係を作っていくことになる(ひとりじゃやっぱどうにもならないことはあるので)と思うのですが、下手に自立した大人同士よりも子ども同士の関係においてその形の片鱗が見えるように思います。4人の子どもたちの外に居る韓英恵演じる女子中学生(高校生?)がとてもいい役回りをしていましたね。
「雲のむこう、約束の場所」の小説版。 映画のノベライズものってあまり好きではないのですが、amazonでの書評が「思いのほかよかった」という感想が多いのと、塔から帰ってきたあとに何が起きたのかを知りたかったこともあって読んでみました。
映画を見たときに不満に感じた、ヒロキの東京での高校生活がきちんと描かれていたのはよかったです。特に映画でも一瞬出てくるヒロキの女友達の水野理佳の存在は、どうしようもなく暗い話の唯一の救いだったように思います。しかし、肝心の塔から帰ってきてからの話は、正直読まなきゃよかったと思いました。暗いし、救いがない。ヒロキ以外のひとたちは、望まない離別があったとしてもそれぞれ進むべき道に進んでるように思える(サユリですら!)のですが、ヒロキ自身は物語冒頭で描かれたように青森に帰って廃駅の格納庫に足を延ばして感傷に浸っているわけで、結局そこから何も進んでないのですね。えろげにありがちなダメ主人公を彷彿とさせるものが(苦笑)。
ま、そんなこといいつつこういう暗い話が好きな自分も自分ですが(汗;。。。
しかしながらサユリの味付けは趣味全開ですな。バイオリンが弾けて宮沢賢治とか文学方面に明るくて、可愛くてしかも自分の魅力に無自覚(←ここ重要)。次も期待。