2004年7月 4日(日)

「ICO -霧の城-」(宮部みゆき・講談社)

ICO  -霧の城-

ゲームの場面を逐一説明するような表現には正直まいりましたが、ヨルダの過去の話は概して楽しめました。イコの味付けがいかにも宮部っぽい感じなので、ここはひとによって好き嫌いが出そう。ヨルダ母は結局どうしたかったのか、というのが終始ぼやけてた気もしますけど、それを突き詰めるとゲームのようなラストにはならないので、そのあたりがノベライズの限界なのかもしれません。

そういえば「ICO2」ってどうなったのかな...。