ゲームの場面を逐一説明するような表現には正直まいりましたが、ヨルダの過去の話は概して楽しめました。イコの味付けがいかにも宮部っぽい感じなので、ここはひとによって好き嫌いが出そう。ヨルダ母は結局どうしたかったのか、というのが終始ぼやけてた気もしますけど、それを突き詰めるとゲームのようなラストにはならないので、そのあたりがノベライズの限界なのかもしれません。
そういえば「ICO2」ってどうなったのかな...。
大学の研究室の友人の306Xsi(MT)を試乗させてもらいました。お台場の街区と湾岸線大黒P.A.→第三京浜都築P.Aだけでしたが、初めて車を運転したときのようなドキドキがよみがえりました。楽しかったです。
やっぱり306の中古探すかなぁ。
ふと書店に立ち寄ると「朝霧」が文庫になっていたので、購入して再読。ちなみに初回は図書館で借りたけどほとんど内容は忘れてしまっていたので、心機一転で読むことができました。
「山眠る」あたりの俳句問答は少々うむむという感じだったけど、表題作「朝霧」は前作からの伏線がうまく盛り込まれ、シリーズファンを楽しませてくれる一作でした。シリーズを通じて「たとえ喪失や離別があったとしても、それによって誕生や邂逅の輝きが失われるものではない」という強いメッセージを感じます。
「育ちゆく子に贈る詩」(不二陽子・人文書院)の内容を謝意も込めてamazon.co.jpにレビューとして書いておいたのだけど、それに著者からのコメントがついていた。
本の感想を著者宛て(出版社宛て)に送った経験はあるけれど、こういう形で返事をもらえたのは思いがけず、うれしい。