「風使い通信vol.9」製作日記(印刷・製本編)。
猫にもできる(嘘)同人誌の作り方。
8月1日
この日の出来事は実は夜中から始まっていたのでした。前日は研究室の大掃除で、まぁそれは別にどうということはなかったのですが、8月1日から学内が全面停電に入るということで、貧乏クジをひいた僕は全マシンのShutdownをせねばならなかったのです。しくしく。しかも、なんか駆け込みの仕事がたて込んでいるらしく、なかなか社長が帰ってくれない(^^;。結局、家にたどり着いたのは23時を少しまわった頃でした。
この時点での作業の進行状況なんですが、Quarkレイアウトファイル上への主な原稿の流し込み作業は終了していて、あとは1ページものの漫画の取り込みとか、ノンブル打ちとか、編集後記・奥付の作成などの細かい作業が残っているばかりでした。う〜む、今回は何事も早め早めが幸いしているみたい〜。人間、
何事も学習
である。
午前2時半頃にEastWindさんが陣中見舞い(?)に登場。ちょうど眠い頃だったので、助かりましたです。誰も来なかったらあのままベッドで果てていたかも(^^;。おみやげはなんと「ジブリがいっぱい」LD BOX。早速「On Your Mark」の鑑賞やら特別付録の予告編やらの鑑賞に突入。結果、遅々として進まぬ作業...。
作業効率は投入人数に反比例する
ものです。
最終的なレイアウト終了時刻は右の通り。やはり朝を迎えるのは世の常なのかもね〜。二度と徹夜をしないという願いは叶うことはありませんでした(^^;。
このあとEastwindさんはQuarkのレイアウトファイル&データが入ったMOを持って、麦茶さんと一足先に宇都宮へ。僕は...しばし爆睡。zzz...
午前中は都内でミーティングに参加。12時30分に終わって東北新幹線に乗るべく東京駅へ急ぐ。
昼飯も食わずに人生二度目の新幹線駆け込み乗車(^^;。目指すは「おもひでぽんぽこ」(だっけ?)の舞台、山形へ(嘘的)。
50分ほどで宇都宮到着。思わず寝過ごしそうになって、冗談にならんとこだった(笑)。
ここで先行していた麦茶さん、EastWindさんと合流。とりあえず...アニメイトへ。う〜ん、この行動パターンって何処へいっても変わらないのね...。
...とかなんとか言いながら、しっかり「風の谷のナウシカ 水彩画集」と岩男潤子のCDを2枚購入。だからダメだって言ったのに(^^;;;。
印刷・製本をお願いするハーミオンさんのところがまだ仕事中ということで、ファミレスで食事をとりながらコミケ当日に向けての打ち合わせ。やはり焦点は初会場で動きが読めないこと。前日の3日の状況で判断するしかないという結論に。まぁ今日の印刷がうまくいけば、3日は参加できるはずだが...さて?
16時30分過ぎになって、いよいよハミさんところに移動。行くと先に渡してあったファイルで中身の打ち出しが始まっていた。右が今回我々の印刷の全てを任すことになったRICOHのfairyくん。
ハミさんに聞くと、レイアウトファイル自体は特に問題ないということで一安心。しばらくはサークルチェックなどをしつつ平和な時間が流れる。印刷しながらサークルチェックができるなんて...前回では考えられなかった事態だ(笑)。
並行して表紙のレイアウト作業。奥がMacに向かうハーミオン氏、手前がScanningの様子を見る麦茶氏。
「このところ質が落ちていくばかりではないか...やり直せ。納期も遅らせてはならん。」
...ぢゃなくて(^^;、オフセに回した「風使い通信vol.8 & vol.8++」の版をフィルムの山から引きずり出して眺めてるだけです。
中身の印刷は無事完了。表紙の試し刷り。Goodです(^^)。てなわけで表紙の印刷開始。
横では麦茶さんが「風使い通信」広報版の印刷やってま〜す。
次はいよいよ製本工程。まずは紙折り機にかけて2つ折りにするところから。今回は150部60頁だったのですが、ものの15分もあれば終わってしまいました。さすが。
続いて丁合。残念ながらこれだけは人手に頼らざるを得ませんでした。でも紙折りがなくなっただけでもかなり楽でした。いよいよ本が形になってくる瞬間です(^^)。
ここまでくれば後は綴じるだけ。綴じ作業もホチキスではなく、綴じ機を使いました。う〜む、さすが印刷屋さん。同人誌を作るにはもってこいの環境(当たり前だってば...)。
最後に裁断機でみみをそろえます。ここまでくればもうただのコピー本ではない!?(^^;
というわけで、ようやくこの時間に終了。「風使い通信vol.9」都合156部完成。お疲れさまでした。ハミさん、さんきゅー!
でも...このあと車で横浜まで帰るんだな...結局家に着いたのは翌日午前2時過ぎ。ほぼ24時間にわたる格闘でした(^^;。
まだコミケがあるんだっけ...はははははは(乾いた笑い)。
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