「風使い通信vol.9」製作日記(コミックマーケット50編)。
有明・夏の陣。
8月3日
朝10時起床。コミックマーケット50初日を迎える。いつもサークル参加は初日だったので、なんかもう有明ではすごいことになってる(^^;のかと思うと変な気分だ。横浜に寄り道してから有明へ。一番確実と思われる新木場経由のTWRで行くことにする。
新木場までは有楽町線で行ったのだが、それらしい人たちが結構豊洲で降りるのは驚いた。まぁ豊洲からもバスが出ているからなのだろうか。それでもバスよりも電車の方が確実だろうに。...この理由は後で判明することになる。
新木場到着。昼過ぎということもあってそれほど人は多くないや...と思っていたら...何やら行列が。なんとTWRの切符売り場が結構な混雑。あう(^^;...やられた。そういうことだったのか。さすがに初めてとなるといろいろあるもんだ。とは言え、これに乗るよりほかないので、しばらく並ぶ並ぶ並ぶ...。
だいたい15分ぐらいで切符にありつけた。コミケ後の報道によると、TWRは
この8/3,4で開業以来最高の乗車人数
を記録したとか。おそるべしコミケ。冬からは少しぐらい改善されることを期待してます。
国際展示場前駅に到着。左がTWRの駅。右が例の認知科学的によろしくない建物(笑)。(未だにこの"認知科学的にまずい"というのはどうまずいのかわからなかったりする...)
この日は西→東の順番で回る。全体的な印象としては、初会場あ〜んど最大規模という条件の割には、落ちついていて動きやすいという印象を持ちました。天気も若干曇り気味だったのもよかったかもね。なんかどことなく平和な雰囲気がするというか。オープンスペースも晴海に比べて広いし、建物の中だし。...しかしこの印象は
翌日あっさりと覆る
ことに(笑)。
問題とされた東西の移動だが、連絡通路よりも、西ホールのエントランスに降りるエスカレータがボトルネックになっていた。昼の時点でだいたい5〜10分前後の行列であった。これもそのうち解消されることを望みますです。
左が東ホール通路ガレリア。右が西ホールエントランス。どちらも天窓になっていて明るくていいです。冬なんかは気持ちよさそう!夏は...日焼けができます(笑)。
西は十二国記関係。待望の珠晶ちゃん本が結構出ていて幸せでした(自爆)。東は宮崎駿関係。老舗CLUSTERさんとこがエヴァに転んでいたのが...(笑)。いやもちろん買いましたけど(^^;。う〜ん、なんでここに配置してくれなかったんだ...しくしく。
極めて穏便な(ように見える)初日のコミケが過ぎていったのでした。そう明日の惨劇も知らずに...(笑)。
8月4日
さて、いよいよサークル参加当日。6時起床。Eastwindさんの車で再びいざ戦場(^^;有明へ。車でコミケに行くとは...いい時代になったもんです。もっとも今回新刊をカート+電車で運べと言われていたら死んでいたかもしれません(^^;。
朝のサークル駐車場。ここからはカートに荷物を積み替え。搬入新刊250部。サークルスペースまではここからだいたい500mぐらいなのだ(途中交差点あり階段あり...)。
いよいよ設営開始。若干だがサークル裏のスペースが広くなったような気がする。いや気のせいだったらごめんなさい。設営と並行して「風使い通信vol.8 & vol.8++」の中表紙の綴じ込み作業が行われる。
なんでしょう...これ。
とかなんとかいいつつ完成。こんな感じになりました。
開場前の東ホールはまさに開戦前夜。ちょうど我々のスペースのすぐ後ろの壁際がたつねこだったのですが、もうどこから集まったかうじゃうじゃと人が。スタッフの人が追い払いにくるも、しばらくするとまたうじゃうじゃ(竹本泉ではない(^^;)。まるでハエのよう...。
で、開戦...もとい開場。とりあえず麦茶氏とEastwind氏に店番を任せて、一足お先に西ホールへ。東ホールから通路のガレリアに出ると一般参加者の人がスタッフの誘導で入場してくる。最初は整然と入ってくるように見えたが...しかし!一人が突然列を離れて走り出すと、怒涛のごとく列は崩れ一斉に参加者が走り出す...スタッフの制止は効かず為す術もなくちりぢりに。目の前でほんとにこわいものを見てしまいました(^^;。
西ホールはいたって平和。とりあえずおきまりの創作少女系をぐるぐると見て回る。前回の冬コミでは2日目は挫折して行かなかったので、買い逃していたものとかが結構あったりした。やっぱでも店番もあるので、じっくり見てまわれないなー。ちょっと残念でした。
お昼近くになり東ホールに帰投。西ホールのエントランスはコスプレですごい人だかりが。3日の写真と見比べてもらうと人手のすごさがわかるってもんでしょう(^^;。いやコスプレの人混みならまだいいんです。コスプレなら。
主戦場の東1ホールから東3ホールの我々のスペースにたどり着くまでまで20分。途中、障気...じゃなくて臭気に冒されそうになる(^^;。もはや何も語るまい...。
ガレリアにあるカレー屋で昼食。食べ物屋さん自体は晴海に比べて格段に充実してる気がします。1000円ちょっとでナンとライスがついてきてなかなかボリュームありました。
この後はもっぱら店番に専念でした。そのなかでもいくつかうれしかったことなどを記しておきます。
サークルマップにちゃんとチェックしている人がいた(^^)
偶然どなたかが忘れていったサークルマップを見ると...しっか「風使い工房」がチェックされているではありませんか!こういうのを見ると、なんだかうきうきしますね。
ナウシカのコスプレを見た!
コミケに参加してかれこれもう4年ぐらいになりますが、今回初めてナウシカのコスプレを見ました。いやアスベルとか豚さんとかは結構みたことがあるんだけど...。サークルスペースで売り子をしていたら、まずナウシカとシータのコスプレをした女の子二人組が見てってくれました。
そのあと、もう一人ナウシカのコスプレをした女の子が通りかかりました。思わず「写真取らせてください」と叫んでしまった(笑)。たはは。
あやなうしか(^^;を見て来てくれた人がいた...
ホームページの新刊告知
には、たでさんの表紙が遅れていたこともあって、長い間僕の落書き「あやなうしか」(包帯ぐるぐるナウシカ^^;)を貼り付けてあったのですが、それをどっからプリントアウトしたのか、来るなり「(絵をさして)この本ください」とのたまってくれたのでした。これには売り子一同コケました(笑)。どうも誰かに頼まれてのお使いのようだったのですが...ホームページの新刊告知も、少しは役だっているようです(^^)。
「ナウシカのエンディングについて誰かに話したかったんですよ。」
時刻も15時を過ぎて、なんとな〜く店じまいムードが漂う中、学生風のお兄ちゃんが話かけてきてくれました。On Your Markとナウシカのリンクの話から、ナウシカのエンディング、そして次回作もののけ姫の話まで、たぶん10分もない短い時間だったのですが、いろいろとお話をしました。
そのお兄ちゃんが最後に言った言葉が、その見出しの言葉です。ほんとはこういう人たちと出会うって話をするのが、本当のコミケの良さ、いや目的なのかもしれません。あ...「世界ナウシカ会議」にお誘いすれば良かったかな(笑)。
ともかくこの言葉が、コミケに参加して一番印象に残った一言でした。
16時閉会。2日目に閉会までいる機会はあまりなかったので「ああなんか終わったなぁ」というサバサバした気持ちになりました。初の有明・夏の陣。そして夏は終わりを迎え、季節はいつしか秋へと移り変わっていくのです...。
その後温泉に行っただとかは、また後のお話です(^^;。
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