読書日記(ハリー・ポッターと賢者の石)
by 鈴木 宏枝
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ハリー・ポッターと賢者の石(はりー・ぽったーとけんじゃのいし)
原題Harry Potter and the Philosopher's Stone読んだ日2001.8.13
著者J.K.Rolling(J.K.ろーりんぐ)訳者松岡佑子画家(N/A)
出版社静山社出版年月日1999.12.8原作出版年1997
感想 流し読みはしてたのだけど、やっとちゃんと読めた。普通におもしろかった。マグルと魔法族の二重性や、学校物語のおもしろさ、友情やRPGばりの試練克服、興味を引く小道具など、伝統にのっかった「楽しさ」満載。、「親の愛」「自分は誰?」という王道に乗っているところも、受けた理由だろう。まあ売れすぎというのはあるけれど、売れているからダメというわけではないし。特に、寮生活、伝統的なパブリックスクール生活との重なり具合で、楽しく読めるのだと思う。石のシーンは、ヴォルデモートのそれまでの重さに比べて、ずいぶんあっさりしていたような。
 ダール的なくっきりとした人物造形と、その中でのどんでん返しが、素直におもしろい。また、イギリスらしく、素敵にかっこいい大人が出てくる。ダンブルドアはいい人だなあ、うん(百味ビーンズのエピソードも笑える)。ハグリッドは、きっと子どもに人気のキャラクターだろう。


鈴木 宏枝
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