読書日記(レイチェルと滅びの呪文)
by 鈴木 宏枝
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レイチェルと滅びの呪文(れいちぇるとほろびのじゅもん)
原題The Doomspell読んだ日2001.7.31
著者Cliff Mcnish(クリフ・マクニッシュ)訳者金原瑞人画家(N/A)
出版社理論社出版年月日2001.7原作出版年2000
感想 ハリポタの影響で出てきたファンタジーだろうか。ゲーム感覚で展開が早く、ディテールが細かくてビジュアルな想像をしやすかった。3部作のようなので、3作かけてドラグウェナと対決するのかと思ったら…。
 推理小説の主人公のように、イスレアに行ったとたんに、レイチェルがまるで大人のような知恵や機敏さを持ち合わせるのは、まあ、それがないと話が進まないとはいえ、少々出来すぎな気がした。舞台は地球の外のイスレアという星。そこだけSFっぽいかも。喜びのシーンより、ワルなシーン、怖いシーンの方が迫力がある。
 サレンとニュートラナは、その後、対立しないのだろうかとか余計な心配もしてしまった。ラープスケンジャは、けっこう唐突に出てくる。魔法の見方とかバランスとかは、ゲド以来の見方にのっとっている。
 気になるのは、レイチェルよりエリック。


鈴木 宏枝
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