ハンナの祈り(海を渡った明治の女性 クリスチャンドクターの誕生とその軌跡)
by まざあぐうす

海を渡った明治の女性 クリスチャンドクターの誕生とその軌跡(うみをわたっためいじのじょせい くりすちゃんどくたーのたんじょうとそのきせき)
原題(N/A)読んだ日2024.5.31
著者遠藤 俊子(えんどうとしこ)訳者(N/A)画家(N/A)
出版社銀の鈴社出版年月日2023.12.15原作出版年(N/A)
感想日本の女性が様々な権利の不平等を強いられていた明治時代に、果敢にも海を渡り、女医という新しい職業に挑んだ女性たちがいた。岡見京、菱川ヤス、須藤カク、阿部ハナの4人の女性の軌跡が、横浜共立女学園創立150周年を機に記されている。4人の共通点は、横浜・ミッションスクール・英語・旧佐幕派下級士族、そしてクリスチャンである。そして、その目的は、女性医療宣教師から受け継いだ、実践的慈愛を日本の医療の中で実践することだった。「明治女性の天禀が光っている」という富岡幸一郎氏の前書きの言葉が一冊の存在意義を示しているが、明治期の女子教育の在り方、また、女性史を垣間見ることができる貴重な一冊である。


まざあぐうす
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