読書日記の大部屋(あかんべえ)
by げすと

あかんべえ(あかんべえ)
原題(N/A)読んだ日2004.8.1
著者宮部みゆき(みやべみゆき)訳者(N/A)画家(N/A)
出版社PHP研究所出版年月日(N/A)原作出版年(N/A)
感想お江戸の人情話に幽霊をからめた、楽しめる一冊。暑い夏にはぴったりかも。 開店したばかりの料理屋に、何人もの幽霊が住んでいて、しかも娘のおりんには全て見えてしまう。幽霊たちが成仏できない謎をつきとめていくうちに、周りの幽霊や恨み事まで絡んできて、てんやわんやで展開していく。にぎやかに大団円の結末はちょっと甘いが、謎も人間関係もしっかり解決してスッキリ! 何か心にしこりがあると、それと同じ怨念を抱えた亡者が見えてしまうというのはコワイ話だが、むしろ何も見えないという方が少ないかもしれない。人間って悲しいね。


げすと
$Id: books.cgi,v 1.42 2010/09/23 08:35:15 yasutaka Exp yasutaka $