Yan’s 読み記(冬至まで)
by Yan
|
---|
冬至まで(とうじまで)
|
---|
原題 | (N/A) | 読んだ日 | 2004.6 | ||
著者 | ロザムンド・ピルチャー(ろざむんどぴるちゃー) | 訳者 | (N/A) | 画家 | (N/A) |
出版社 | 日向房 | 出版年月日 | (N/A) | 原作出版年 | (N/A) |
感想 | エルフリーダ、オスカー キャリー、サム、ルーシー まったくの他人だった5人が 見えない糸にひかれて スコットランドの古い家に集まり クリスマスまでの数日を過ごすことになる それまでのいきさつが上巻に 下巻ではそれぞれが心に持っている 苦難や悲しみを吐き出しながら しだいに家族のように溶け合っていく 5人とも家族と死に別れたり離婚したり 親から疎外されたりして傷を持っているけれど スコットランドのエステートハウスで 過ごすうちに、古い自己を捨て 新しい自分を見つける。 その日がまさに冬至 冬至は季節の変わり目。新しい命の再生の日だ。 5人を取り巻くスコットランドの自然、住む人の心を映す家 人々の暖かさが心に残る。 筋が通っていて前向きなエルフリーダが 家族を突然失ったオスカーを救い 自分の帰すべき家を見つけた 最後の部分が感動的だ |