読書日記(ロラおばちゃんがやってきた)
by さかな
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ロラおばちゃんがやってきた(ろらおばちゃんがやってきた)
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原題 | How Tia Lola came to stay | 読んだ日 | 2004.4.17 | ||
著者 | Julia Alvarez(フーリア・アルバレス) | 訳者 | 神戸万知 | 画家 | 木内達朗 |
出版社 | 講談社 | 出版年月日 | 2004.3.31 | 原作出版年 | 2001 |
感想 | 両親の離婚のおかげで、ミゲルとファニータは住み慣れたニューヨークからママと一緒にヴァーモントに引っ越すことになった。パパだけニューヨークに残っている。ママはカウンセラーの仕事をみつけフルタイムで仕事をはじめた。子どもたちが学校から帰ってから遅くまで大人のいない家にいるのを心配し、生まれ故郷のドミニカに住んでいるロラおばちゃんにヘルプを頼んだ。ママのママが早くに亡くなったので、本物のお母さんのようにママを育てたおばちゃん。太陽にあったかく、料理がおいしく、ミゲルたちの気持ちをほぐしてくれる……。 あったかい大人のでてくる物語はいい。親という大人の都合でふりまわされた子どもが、すてきな大人に助けてもらえるお話。人柄だけでなく、料理もうまいとくると、もっとうれしい。ドミニカ料理ってどんなのだろう。メレンゲってどんな音楽だろう(これは訳者、神戸さんのサイトから読めるweb版あとがきからおすすめCDがリンクされているのでそれを聴いたら、うきうきする音楽だった)と、頭の中でいろいろ想像しながら、木内さんのこれまた味のある絵を楽しんだ。 |