読書日記(ロラおばちゃんがやってきた)
by さかな

ロラおばちゃんがやってきた(ろらおばちゃんがやってきた)
☆
ISBN:4-06-212313-4
ID:1082612494
原題How Tia Lola came to stay読んだ日2004.4.17
著者Julia Alvarez(フーリア・アルバレス)訳者神戸万知画家木内達朗
出版社講談社出版年月日2004.3.31原作出版年2001
感想両親の離婚のおかげで、ミゲルとファニータは住み慣れたニューヨークからママと一緒にヴァーモントに引っ越すことになった。パパだけニューヨークに残っている。ママはカウンセラーの仕事をみつけフルタイムで仕事をはじめた。子どもたちが学校から帰ってから遅くまで大人のいない家にいるのを心配し、生まれ故郷のドミニカに住んでいるロラおばちゃんにヘルプを頼んだ。ママのママが早くに亡くなったので、本物のお母さんのようにママを育てたおばちゃん。太陽にあったかく、料理がおいしく、ミゲルたちの気持ちをほぐしてくれる……。

あったかい大人のでてくる物語はいい。親という大人の都合でふりまわされた子どもが、すてきな大人に助けてもらえるお話。人柄だけでなく、料理もうまいとくると、もっとうれしい。ドミニカ料理ってどんなのだろう。メレンゲってどんな音楽だろう(これは訳者、神戸さんのサイトから読めるweb版あとがきからおすすめCDがリンクされているのでそれを聴いたら、うきうきする音楽だった)と、頭の中でいろいろ想像しながら、木内さんのこれまた味のある絵を楽しんだ。


さかな
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