読書日記(げんきなグレゴリー)
by さかな
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げんきなグレゴリー(げんきなぐれごりー)
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原題 | GREGORY The Noisiest and Strongest Boy in Grangers Grove | 読んだ日 | 2003.12.15 | ||
著者 | Robert Bright(ロバート・ブライト) | 訳者 | なかつかさ ひでこ | 画家 | Robert Bright |
出版社 | 徳間書店 | 出版年月日 | 2003.12 | 原作出版年 | 1969 |
感想 | グレゴリーは、グレンジャーむらで いちばんやかましくて げんきなおとこのこ―― ページを繰るとまっさきに、グレゴリーの元気な姿が目に入ります。うさぎとかけっこしても勝つくらい足の速いグレゴリー。(すごい!)なんと、干し草の山もひとっとび。(またまたすごい!)声も大きいし、力持ちだとみんなに自慢。そんなグレゴリーには、グレンジャー村でホットケーキを焼かせると右にでるものはいないという、すてきなおばあちゃんがいます。もちろん、グレゴリーもおばあちゃんの焼いてくれるホットケーキは大好き。「ホットケーキやいて!おなかがすいた!」とおばあちゃんの所に出かけていくグレゴリー。やさしいおばあちゃんは、「やいてあげるよ。でもそのまえにちょっとしてほしいことがあるの。」とお手伝いをお願いしようとするのです、言い終わらないうちに、グレゴリーはすっとんでいき、連れてくるのは、くまやろば。違うよ、グレゴリー。おばあちゃんの欲しいものは……。 一度読んだだけで、訳文がすっと肌になじみます。この翻訳は、この読書日記にも書かれていた方のデビュー作品です。物語を、それはそれはたくさん、自分にも子どもたちにも読んできた方が、今度は楽しい絵本を紹介してくださいました。元気いっぱいのグレゴリーは、ヤッホー!とまわりをハラハラさせながらも、休むことなく動いています。やんちゃな少年とあったかいおばあちゃん。ラストはとってもあまーい(?)です。 |