読書日記(星々の舟)
by こにこに

星々の舟(ほしぼしのふね)
原題(N/A)読んだ日2003.9.28
著者村山由佳(むらやまゆか)訳者(N/A)画家(N/A)
出版社文藝春秋出版年月日2003.3.30原作出版年(N/A)
感想今更書くまでもないことだが直木賞受賞作品。発売後まもなく予約を入れていたものが、ようやく回ってきた。
育ての母の死をきっかけに久しぶりに帰郷して家族と再会する次男・暁のエピソードから物語りは始まり、次女・美希、長女・沙恵・・・とそれぞれの物語を描いていく連作短編。初出は「別冊文藝春秋」とのこと。
どの話もすごくリアルに重く胸にせまってきた。特に、長男・貢の娘である聡美の抱える心の傷、父親・重之の戦争体験は読んでいて辛くなるほどだった。
受賞なんて関係なく、読んでよかったと思える作品。


こにこに
$Id: books.cgi,v 1.42 2010/09/23 08:35:15 yasutaka Exp yasutaka $